クラウドを導入!システムにまつわるトラブルと失敗事例をご紹介

最近ではクラウドを自社のシステムに採用するところが増えていますが、必ずしも成功するわけではありません。実際にクラウドを導入したときの失敗事例は報告されています。

そこで今回は、クラウドを導入した場合のシステムにまつわる失敗事例をご紹介しつつ、失敗しないための方法もご紹介していきます。この記事を読んだら、どういったトラブルが発生するのかが分かり、きっと失敗することなくクラウドを導入することができますよ。

1、クラウドを導入!システムにまつわるトラブルと失敗事例

クラウドを導入!システムにまつわるトラブルと失敗事例

クラウドを導入しても必ずしも成功するとは限りません。そこでここからは、クラウドを導入したときに起こりえるトラブルと失敗事例をご紹介していきます。

1-1、自分が使っているOSに対応していない

クラウドを導入したときのシステムにまつわる失敗例としては、自分が使っているOSに対応していないというトラブルがあります。現在会社の中で使用しているOSがシェアの多いものではない場合に、クラウドがそのOSに対応していない場合があります。

せっかくクラウドの導入を検討してもOSが対応していなければ使用することができません。クラウドを導入する前に現在使用しているOSに対応しているのか確認しておく必要があります。

1-2、突然のメンテナンス実施で予定が変わった

クラウドを導入したときのシステムにまつわる失敗事例として、突然システムのメンテナンスが実施されて作業ができなくなり作業予定が大幅に変更されるといったものがあります。

クラウドの運営はクラウドを提供している会社によって行われています。そのため、システムのメンテナンスが必要な場合には事前に通知があるのですが、稀に突然メンテナンスの通知が入る場合があります。

通常、メンテナンスの通知は実施されるかなり前に予告して行うことで、利用者に対応を求めるものですが、稀に緊急でメンテナンスが必要なトラブルが発生し、「2週間後にメンテナンスでサーバーを止める」などといった通知が急に届くことがあるそうです。

こうしたメンテナンスが実施されている時間はクラウドサービスが利用できないことがあり、業務にかかわるサービスを利用している場合、業務の進捗に影響が出る可能性があります。

そのため、利用者としては緊急でメンテナンスが入る可能性があることも考慮して、クラウドサービスを利用しなくても一時的に仕事ができる体制を整えておく必要があります。

1-3、セキュリティ対策をしておらず情報流出が発生

クラウドを導入したときのシステムにまつわる失敗事例として、セキュリティ対策をしていなかったことによる情報流出があります。クラウドにはパブリッククラウドとプライベートクラウドがあり、前者は不特定多数に向けて提供されているクラウドサービスで、後者は企業が自社内で構築するクラウドサービスになります。

この中でパブリッククラウドでは特に注意が必要で、しっかりとセキュリティ対策をしていないと情報流出のリスクがあります。クラウドを導入すると管理は提供している企業がしてくれるから後は何もしなくていいと考えている方もいますが、そうではありません。

実際にセキュリティ対策を行っていなかったことで、情報流出・データやファイルの改ざんなどの被害に遭っているケースがあるそうです。このように、クラウドを導入してもしっかりとセキュリティ対策を取っていないと、情報流出などのリスクが伴うため注意が必要です。

2、クラウドをトラブルなく利用する方法

クラウドをトラブルなく利用する方法

ここからは、クラウドをトラブルなく利用するための方法をご紹介していきます。

2-1、セキュリティ対策を万全にする

クラウドをトラブルなく利用するには、セキュリティ対策を万全にすることが大事です。クラウドを利用するときには導入してしまえば安全に利用できるのだろうと考えている方もいます。

しかし、そうではなくしっかりとセキュリティ対策を整えないとクラウドから情報が流出してしまう危険性も十分あります。最近ではセキュリティ対策に力を入れている企業も多いですが、クラウドを導入する前にもう一度自社のセキュリティを見直してみてはいかがでしょうか。

2-2、メンテナンスなどのトラブルに備える

クラウドをトラブルなく使用するには、メンテナンスなどの緊急事態に備えることが必要です。クラウドは提供している会社がしっかり管理しているとはいえ、いつトラブルが起こるか分かりません。

緊急のメンテナンスが入り、その期間サービスが使用できないとなると業務の進捗に影響を与える可能性も十分に考えられます。そのため、クラウドを利用するときには一時的にクラウドが利用できなくなった場合にも対応できる対策を取っておくことが大事です。

例えば、自社内に重要な資料やデータは予備を保存しておくことや自社内に予備の開発環境を整えておくなど万が一に備えた環境作りは大切です。

クラウドは非常に便利で利用しやすいですが、万が一の事態がないとはいえません。会社のリスク管理として万が一の事態に対応できる環境を整えておきましょう。

3、まとめ

ここまでで、クラウドを導入した場合のシステムにまつわる失敗事例をご紹介しました。クラウドは様々なサービスに活用されていますし、非常に便利なものです。

しかし、システムに不具合が発生しないわけではないので、利用者も万が一への備えが必要です。皆さんも、クラウドを利用するときにはセキュリティ面やメンテナンスなど万が一に備えてみてください。

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