クラウドを導入!料金にまつわる失敗事例をご紹介
近年ではクラウドサービスもたくさん提供されるようになり、クラウドを導入する会社も増えています。クラウドを導入すればコストが安くなると考えている方がいますが、必ずしも安くなるわけではなく失敗事例もあります。
そこで今回は、クラウドを導入した場合の料金にまつわる失敗事例を解説しつつ、失敗しないために必要なことをご紹介していきます。この記事を読んだ後にはクラウドを導入して失敗しないための方法が分かりますよ。
1、クラウドを導入!料金にまつわる失敗事例

クラウドを導入したとしても必ず成功するわけではなく、失敗談も存在します。そこでここからは、クラウドを導入したときの料金にまつわる失敗事例をご紹介します。
1-1、以前よりコストが上がるorコストが下がらない
クラウドを導入すればコストを下げることができると考えている方もいますが、実は必ずしもコストが下がるとは限りません。クラウドを導入する理由としてコストの削減がありますが、導入してみると思ったほどコストが下がらない場合があります。
この原因としては、もともと利用していたシステムが小規模であることがあります。システムの規模が小規模だともともとコストがそこまでかかりません。そんな中でクラウドを導入してもコストはあまり下がらないことがあります。そのため、あまりコストが下がった実感がわかなくなってしまうのです。
また、クラウドを導入する以前よりコストが高くなってしまうという失敗事例もあります。クラウドサービスのプランを決めるときには、あらかじめ使用できる内容(容量や機能など)を決めます。
そのときに、将来を見越して容量や機能が多いものを選択しがちですが、実際に稼働する分をしっかり把握しないまま決めてしまうと結果的にコストが高くなってしまうことがあります。
このように、クラウドを導入するときには必要な容量や機能をしっかり把握してプランを選択しないと、コストが高くなることもあるということは理解しておく必要があります。
1-2、ネットワーク転送料が思ったよりかかってしまった
クラウドを導入したときの料金にまつわる失敗例として、「ネットワーク転送料思ったよりかかってしまった」というものがあります。
ネットワーク転送料というのは、サーバーから送られてくる(送る)データの量である転送量によって決まります。
クラウドの通信料としてネットワーク転送料がかかる場合があり、たくさんのデータを扱うサービスの場合、ネットワーク転送料が高くなります。
そのため、事前にどれくらいの転送量があるのかをしっかり把握しておかないと、思わぬコストがかかってしまうことがあります。事前にどれくらいの転送量があるのか確認したうえでクラウドを導入するようにしてください。
2、クラウドを導入して失敗しないために必要なこと

ここまでで、クラウドを導入したときの失敗事例についてご紹介しましたが、ここからはクラウドを導入して失敗しないために必要なことをご紹介していきます。
2-1、料金プランをしっかり理解しておく
クラウドを導入して失敗しないためには、料金プランをしっかり理解しておく必要があります。クラウドサービスにはさまざまな料金プランがあります。
例えば、オンラインストレージでいうとあらかじめ一定量の容量を契約しておいて、後から必要に応じて容量を追加することができるプランがあります。
こうした後から容量を適宜追加できることを理解していないと、最初に容量を多く契約してしまい損をしてしまうことがあります。
このように、クラウドを導入する前にしっかり料金プランを理解しておくことで、料金面での失敗を防ぐことができます。
2-2、現在のコストと導入後のコストを比較しておく
クラウドを導入して失敗しないためには、現在のコストと導入後のコストを比較しておくことが大切です。現在どれくらいのコストがかかっているのか分かっていないと、クラウドを導入した方のコストが高くなってしまいます。
また、現在のコストよりもクラウド導入後のコストが高いとしても、導入したことによって仕事の効率がアップしたり社内の関係改善につながったりした場合、費用対効果は高くなります。
そのため、現在のコストを確認したうえでクラウドを導入した場合の費用対効果を考え、クラウドを導入するかどうかを決めることが失敗しないためには大事になります。
3、まとめ
ここまでで、クラウドを導入した場合の料金面での失敗事例と失敗しないための方法をご紹介しました。クラウドは導入するメリットも多いですが、ただ導入しただけでは成功しません。
しっかりとコスト面を見極めたうえで、自分が必要としているクラウドを利用するようにしてください。皆さんもまずはコスト面を確認しなおしたうえで、クラウドを導入してみてはいかがでしょうか。